誰でも自分の両親は優れた人であり、何不自由なく育ててもらったと思いたいでしょう。
幼い頃はそう思っていたけれど、両親も決して完璧ではない普通の人間だったということを、だんだん大人になるにつれて学んでいきます。
私たちはそうした中で少しづつ自我というものを育てていくのではないでしょうか?
今現在親が離婚することを目の当たりにしている方。
私たちが心に留めておかなければいけないことは、例え親子であっても愛情に対する考え方や適性は決して同じではないということです。
純粋に両親が離れ離れになるということだけでも辛い事です。
しかし、いつか自分も両親のように離婚してしまうのか。まともな生活をおくることができないのか。といった漠然とした不安感です。
しかしそれは違います。父親が事故をしたからといって自分も事故にあう。同じ過ちをおかすとも言い切れないでしょう。それと同じです。
私たちは両親をよいお手本にできなかったとしても、よい反面教師とすることはできるのです。
優れた両親を得られなくても、自分の人生をよりよく生きるための方法を考えるきっかけになるのです。この最高の参考書を生かすも無駄にするも、全て自分次第ということなのです。