いじめの問題は、いじめられる側の子供を守る事はもちろんですが、いじめる側の心の中にも、不安や不満、悲しみや怒り、劣等感などがあることをわすれてはいけません。
そこから抜け出したい、目立ちたい、という気持ちはあるものの、自信もなくどうしたらいいかわからない苛立ちや不快感を、いじめるという行為によって満たそうとしているのです。
いじめるという自分にとってマイナスな行動をしてまでも、周囲の関心を引きたい、注目をして欲しいと願わずにいられない状況なのです。反発していても、心の底では、あたたかい援助を求めています。
勉強がわからなくなった、親の期待が重い、親や先生への不満、友達との関わりがうまくいかないなど主な原因となるものへの具体的で十分な支援が必要です。
また、ちょっとした誤解や、行き違いから差別されたり疎まれたりしていると、自分が思い込んでしまっている場合もあります。
こじれることのないよう、子供の話に耳を傾け、大人が自分にきちんと向き合ってくれている、つながっている、と実感できるよう、大人の気持ちをちゃんと伝えましょう。
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