顔の表情を大きく変える筋肉は、皮膚のすぐ下に存在します。
口、目、シワを作ることなどで、その筋肉は大きく印象を変えます。
顔の皮膚はいわば動きたがりなのです。
顔の皮膚は他の皮膚よりも薄く、敏感で、汗腺や皮脂腺が多く、毛細血管とリンパ管、神経の末端も多く存在します。
リンパ管の向きはちょうど顔マッサージラインと重なります。
額のリンパ管は毛の生え際と平行になっています。
また、顔の真ん中から耳にかけて存在しており、こめかみから下あごの角に向いた部分にも走っています。
下唇、頬の下部のリンパ管はあごをまたぎながら首の前上部に沿って走り、胸に続いています。
老化を防ぐにはマッサージがかかせません。
マッサージは、肌のハリを保ち、シワの予防になります。
血流量をふやし、皮膚の温度を高め、酸素と栄養を供給し、老廃物をも外に出してくれるのです。
鏡の前でリラックスし、バージンオイルやマッサージクリームなどを顔に塗って、温かい手でマッサージを行ってください。①額の真ん中からこめかみまで。
②鼻の両側からこめかみまで。
③鼻から口角を通して、耳たぶまで。
④下あごの真ん中から耳たぶまで。
この①から④にしたがって、指を動かします。
動かす順序は、
①なでる
②軽くたたく
③なでる
④押す
⑤なでる
⑥らせん状をえがきながら押す
⑦なでる
【30秒マッサージ】
クリームをつけるときについでにマッサージするのです。