若々しい体を保つには、ただ体重を落とすだけでなく、カラダのラインを引き締める事も大切です。
カラダのシルエットに影響を与えるのは、主にバスト、ウエスト、ヒップの3つです。このうち、ウエストはダイエットで内臓脂肪を落としながら腹筋運動で鍛えれば引き締まってきます。問題はバストとヒップ。どちらも意識して鍛えないとたるんだり、垂れたりしてきます。ましてやダイエットをすると、たるみやすくなってきます。
バストのラインを整えるうえで、もっとも大きいポイントは、いかにたるみや下垂を防ぐかです。バストは、首からバストまでを覆っている皮膚とその奥にある皮下組織によって支えられています。バストの下垂は、皮下組織の水分含有量や乳腺のボリュームが減少すると、弾力がなくなり、たるみます。このため、組織の上を覆っている皮膚はハリを失ってたるみを支えられなくなります。こうした下垂を防ぐには、大胸筋を鍛える事です。
一方、ヒップラインですが、これもバストと同じ原理です。ですからお尻周辺の筋肉を鍛えましょう。皮下組織の水分をキープしているのは保水成分と呼ばれるヒアルロン酸や、コンドロイチン硫酸などです。
そこで役立つのが、アミノ酸です。アミノ酸は、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸が作られるときに働く酵素の材料にもなり、表皮の細胞を作っている細胞の働きを活発にしたりする働きもあります。アミノ酸は魚や肉を食べて補えますが、若返りを計るならサプリメントを利用するのが効果的です。
ただ、あまりにも下垂が進んでしまっている場合は、アミノ酸の補給だけでは目覚しい効果をあげることはできません。ヒアルロン酸の注入を行っている美容外科などで相談してみるのもひとつです。