季節によって女性の体の悩みはつきないものです。同じ人の肌でも、季節によって肌質は変化し、さまざまなトラブルが生じてきます。
肌の老化の3大原因は、乾燥、紫外線、血行不良といわれます。冬になって温度が低下し、空気が乾燥してくると、肌からは表皮細胞や角質の水分が奪われて、肌表面の柔軟性が失われてきます。その結果肌がカサついたり、シワができたりします。紫外線が老化を引き起こすのは、皮膚の細胞の遺伝子を傷つけるからです。これは皮膚ガンの原因にもなります。
また、コラーゲンやエラスチンを破壊して、肌の弾力性をなくしてしまうのです。破壊されたコラーゲンを回復するためには、血液が運んでくる水、酸素、ビタミンCなどかまざまなえ胃要素が必要となります。ところが、肌の血行が悪いと当然コラーゲンの再生が妨げられてしまいます。肌の若さを維持していくのは、乾燥と紫外線を防ぐこと、つまり、表皮細胞の水分を保つ事と、コラーゲンの生成を促すことが必要です。
体の内側からとりいれることができる栄養素で、肌の健康を考えてみましょう。平均42日間で入れ替わるとされる表皮細胞を、みずみずしくすこやかな状態で保つには、ビタミンB3やビタミン様物質のB15が必要です。ビタミンB3はコラーゲンの合成を高める作用があります。酵母、緑黄野菜、胚芽、ナッツ類、ひまわりの種子、玄米、黒ごま、レバー、カツオ、イワシ、サバなどの食品にふくまれています。ビタミンB15は、皮膚をはじめとする体内の組織細胞への酸素の利用を高め、組織の活性を促す作用があります。玄米、種子類、黒ごま、ナッツ類、レバーなどです。コラーゲンの生成を促すには、栄養素を十分に摂取するほか、肌のマッサージがとりわけ重要です。