外陰部
Q.小陰唇の色がとくに黒ずんでいる
A.小陰唇のことで人知れず悩んでいる女性は多いようですが、ほとんどは心配する必要のないものです。そのひとつが色に関する事です。経験が豊富だったり、マスターベーションの回数が多い女性は黒くなるという説もありますが、根拠のない俗説です。子供の頃の小陰唇はピンク色ですが、成長するにつれて女性ホルモンの分泌が増え、それと共にメラニン色素が沈着して、色が濃いくなっていくのです。個人差はありますが、黒ずんでいるというのは正常です。
Q.大きすぎる、左右大きさが違う
A.小陰唇が大きいといって悩む人もいます。もともと個人差がとても大きく、正常の基準はありません。実際この悩みで婦人科に訪ねる人はほとんどが大して大きくないようです。だいたい人間の体は左右対称ではありますが、鏡に写したような対対称ではありません。小陰唇はもともと曖昧な形をしており、それだけに左右差の大きな部分です。性器の色、大きさなど、堂々と見せ合いませんし、評価も決まっていないので普通は気にならないはずなのですが、気にしだすと悩んでしまうのは、簡単に相談できないからでしょう。
Q.陰毛が薄い、濃い、毛質が変・・・
A.髪の毛と同様に生え方や毛質も人によります。陰毛が生えるのは主に女性では卵巣が分泌する男性ホルモンの影響です。思春期に生えはじめ、閉経後薄くなるのはこのためです。ですから思春期を過ぎても陰毛が生えず、月経がないという場合や、陰毛が急に濃くなると同時に声が太くなったり顔が脂性になったというような場合はホルモン分泌に異常があるかもしれません。婦人科を訪ねてください。