人工妊娠中絶は、法律的には妊娠21週6日までできます。この頃には胎動があり、お腹もふくらんできますが、中には妊娠に気づかない人もいます。
医者の立場からいうと、中絶は妊娠12週までにしたいものらしいです。早めに決断するには、早めの受診が必要です。
妊娠週数の計算ですが、最終月経の1日目を妊娠0週0日とします。
例えば、28日後(次の月経予定日)は、妊娠4週0日となります。この頃には、市販の妊娠検査キッドで陽性反応がでることもありますが、普通はそれより1週間以上後の妊娠5週くらいからです。月経不順な人は単純計算では当てはまらないため、エコーで胎児の大きさなどを見て決めます。普通は月経の遅れで妊娠を疑いますが、月経不順の人は曖昧です。
また、妊娠初期には月経とまぎらわしい少量の出血もあったりします。乳房の張りが長く、つわりのような症状なども、妊娠5~6週で起こることが多いようです。基礎体温をつけていれば明らかですが、妊娠を疑ってからの記録でも参考になります。