片頭痛は女性に多い病気です。頭の左右どちらかが痛むのが特徴ですが、両方痛むという人もいます。脈に合わせてこめかみがズキンズキンと痛み、吐き気を伴うケースもあります。目の前がチカチカするなど、前触れがある人もいます。月に数回の頭痛に見舞われ、一度始まると4時間程度で収まるケースや、ひどい人では3日間持続する人もいます。
片頭痛は、頭部の血管が膨張したことにより神経を刺激するのが痛みの原因です。ストレス、ホルモンバランスの乱れ、過労や睡眠不足、アルコール、音、光などの刺激がきっかけになるとされています。
緊張型頭痛も男性より女性に多く見られる病気です。頭がギュ-っと締め付けられるような痛みがダラダラと続き、後頭部が重く感じられます。肩こりを伴う事が多く、長時間同じ姿勢でパソコンにむかっているなど、首や肩の血流の悪化が原因です。
【対処法】
いつもと違う頭痛は一刻も早く病院へ
片頭痛などの対策にはカフェインなどの刺激を避け、アルコールも控え、規則正しい生活を送ることが大切です。長風呂も症状を悪化させますので、避けたほうがいいでしょう。それでも片頭痛が始まったら、すぐに鎮痛剤を服用してください。
また、痛む部分を冷やしたり、マッサージすることで痛みが和らぐことがあります。緊張型頭痛の場合は、血流を改善することが痛みの軽減の決めてとなります。後頭部や肩をマッサージしたり、ストレッチなどで凝りをほぐしてください。
入浴、適度なアルコールもオススメです。これらの頭痛は命にかかわる事はないですが、念のため、神経内科や脳神経外科、頭痛外来で頭痛の原因を特定しておくといいでしょう。
一方で頭痛が重大な病気の前兆を示す事ができます。バットで殴られたような激痛は、くも膜下出血の疑いが。麻痺やしびれを伴う頭痛は脳腫瘍や脳血管障害などの一刻を争う病気も。早朝の頭痛の油断なりません。いつもと違う痛みを感じたら、ためらわずに大至急医師の診断を受けてください。
【アドバイス】
頭痛の種類によって対処法も違うので要注意しましょう!!
偏頭痛なら頭を冷やし、緊張型頭痛なら入浴が効果的です。