女性ならではの病気といえば、子宮や卵巣、性器、乳房などのトラブルがあげられます。これらはビキニ医療と呼ばれています。
つまり、ビキニの水着で覆われた部分にある器官を診断・治療することをさします。確かに男性にはない器官ですから、女性しかかからない病気です。
しかし、注意して欲しいのは、その器官にトラブルがあったとしても、その部分にだけ症状があらわれるわけではなく、他の症状も伴うとことがあるという点です。
例えば下腹部の圧迫感があった場合、子宮や卵巣の腫瘤が疑われます。子宮筋腫であれば、頻尿、便秘のほか、月経過多による貧血を伴う事があります。卵巣嚢腫もまれに腹痛の症状がみられることがあるのです。
こうしたさまざまな症状は、医師からすれば病気を診断するための糸口となります。30代は、女性ならではの器官のトラブルが増加する時期です。
下記は、代表的な症状と、その症状から疑われる病気を紹介します。
どの病院に行けばいいのか悩んだ時は、女性外来に相談するという方法もあります。
【乳房の病気】
乳がん・乳腺症・線維腺腫・高プロラクチン血症・葉状腫瘍など
【子宮の病気】
子宮ガン・子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症・ポリープなど
【卵巣の病気】
卵巣がん・卵巣嚢腫・骨盤腹膜炎・卵巣腫瘍など
【その他の病気一例】
月経障害・PMS(月経前症候群)など