皮膚や筋肉、骨など、体内の全ての組織で、細胞と細胞を結び付け、その組織の強度と安定性を保つのに必要なたんぱく質がコラーゲンです。
コラーゲンの生成や働きには、ビタミンA、C、Eが必要ですが、その中でも特にビタミンCが重要です。ビタミンCはコラーゲンを作るオキシプロリンの材料となるため、不足するとコラーゲンが作られなくなります。そればかりか、コラーゲンの破壊が進み、皮膚や筋肉が緊張と弾力を失って、生気をなくしてしまうことがあります。
それだけではありません。 コラーゲンが少なくなるとシワが生じ、瞼や頬がたるみ、やがて腕や下下肢の皮膚にもたるみが生じ、唇にもふくよかさがなくなってきます。
また、ビタミンAが欠乏すると、皮膚や粘膜の乾燥と角質化が進み、いわゆる乾燥肌になります。
シワが生じるだけでなく、細菌への抵抗力も低下し、発疹や化粧疹もできやすくなります。
ビタミンEはもともと、不足すると不妊症になるということで発見されたビタミンです。
その後、末梢血管の血行をよくしたり、細胞分裂の回数を延ばすことにより、若返りと延命効果を発揮することがわかってきました。
シワのない若い肌を保つうえで、ビタミンEはとても大切なのです。