腸を刺激する腹式呼吸とともに便秘解消にはたるんだお腹にカツを入れる腹筋運動が大切です。
腹筋を鍛えると腸に刺激が伝わって大腸にとどまっている便を押し出す力をつけられるのです。腹筋運動はさまざまなレベルに合わせた方法があり、比較的にトライできる運動です。まずはテレビをみながらでもできる腹筋運動が初心者向けでおすすめです。
脚を伸ばし、両手を後ろについて床に座ります。息を吐きながら方脚のひざを曲げて胸に近づけます。左右交互に20~30回。素早くリズミカルに繰り返したほうが効果的なので音楽に合わせながらでもいいでしょう。
ちょっと上級者向けは、少しハードな腹筋運動。仰向けになって両手を体の横に置きます。その状態で両ひざを曲げたまま軽く勢いをつけて脚を上げてください。その上がった脚を下ろす勢いを利用して上体を起こします。そのときお尻のうえでバランスをとり、一瞬そのままで静止します。バランスをとりながらゆっくり行うことで、思った以上に効果がある方法です。
1セット8回を目安に1日2セット。最初のうちは腹筋痛があるかもしれませんが、週2~3回は行ってください。
腹式呼吸の仕方
- 口を半開きにして、ゆっくり息を吐く。お腹も凹ませていく。
- 吐く息がなくなったときに、鼻から一気に息を吸い込む。そのときはお腹が膨らんでいるようにする。
腹式呼吸がうまくできない人
- 口から勢いよくハッと吐く。その状態からもう一度同じように息を吐く。
- はずみをつけ、5,6回息を吐きつづけると、吐く息がなくなり、お腹がぺちゃんこになってくる。
- 鼻から一気に息を吸い込み、それにあわせてお腹も膨らませる。